将来の自分の人生の満足度を上げるために、自分の歯を100歳まで残す方法について、真剣に学んだことがあるでしょうか、僕は、雑誌「プレジデント」に掲載された、高齢者(65歳以上)の後悔してることランキングの上位に
「歯を大切にすればよかった」
ということがランクインされているのを1回だけではなく何度も見てきたので、自然に歯について本を何冊も読んで調べるようになっていました。
歯科医が書いた虫歯対策、歯周病対策の本の重要な部分を、まとめてみたいと思ったので記事を書きます。
100歳まで自分の歯を残すメリット8個
100歳まで自分の歯を残すメリットは、次の通りです。
- 食事が美味しく食べれる
- 健康寿命が延びる
- 入れ歯の手入れが不要(または楽)
- 医療費の節約(糖尿病・心臓疾患・脳卒中・癌も同時に予防できる)
- QOL(人生の質)が上がる
- 認知症の予防になる
- メンタルが強くなる
- 他人から信頼される
以上のように、歯を大切にするメリットはとても大きいと言われており、「歯で格差が生まれる」「歯で人生が変わる」とも言われております。
日本とスウェーデン、80歳の歯の比較
日本は、歯に関しては「後進国」と言われており、アメリカ・ヨーロッパ等では、どこの国も日本以上に歯に対する意識が高いです。
例えば、
- アメリカ人が歯にかけるお金は、日本人の6倍
- 日本人の成人の約80%は歯周病
- 日本人の95%が毎日歯磨きをしている
というデータがあります。
また、スウェーデンと比較すると日本はかなり遅れているので次のデータが参考になります。
🔻スウェーデンの歯の定期検診の受信率は80%以上、日本は約10%
そして75〜80歳の残存歯数の平均は、スウェーデンは19.5本、日本は6〜7本です。
このデータは、虫歯になってから治療するのではなく、虫歯になる前に予防するのが大切だということを示しています。
100歳まで自分の歯を残す対策1〜4
1 砂糖を極力取らない
「砂糖を減らせば、虫歯のリスクが確実に減る。」と多くの歯科医師が言っている理由は、
虫歯の原因になる菌は「ミュータンス菌」と「乳酸菌」の2つ
「ミュータンス菌」は砂糖だけを食べて「プラーク」を作り、葉のエナメル質を溶かす。
また、虫歯が進行するには、ミュータンス菌の餌となる「砂糖」(ショ糖)が不可欠なので、砂糖を取らない食生活をしていれば、基本的には虫歯にならずに済むということです。
ただし、乳酸菌は砂糖だけでなく他の糖類も餌にして乳酸を作り、歯のエナメル質・象牙質を溶かします。
「砂糖がどれだけ歯に悪いか」は多くの歯科医が言っていますので、砂糖を減らしたい方は、砂糖の代わりに
フラクトオリゴ糖
を使うと良いです。
フラクトオリゴ糖は、このブログでは何度もオススメしていますが、食物繊維が豊富で、カロリーも砂糖の2分の1なので僕も毎日使っており、最もオススメです。
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2 血糖値を上げない食べ方をする
アメリカ・ロマリンダ大学のラルフ・スタイマン博士とジョン・レオノーラ博士が歯の「象牙質内の液体移送システム」(Dentinal Fluid Transport)「以下DFT」という仕組みを発見しました。
このDFTは、正常に流れている時は、DFTに含まれる免疫細胞が菌を退治し、歯を白く正常に保ちますが、逆流したり停止したりすると、このような作用が働かなくなるため、歯が徐々に黒ずみ、歯茎に歯周病菌が入り込み、歯周病になったり虫歯になったりします。
しかし、血糖値が急激に上がったりすると、DFTが逆流したり停止したりすることが判明し、それが虫歯・歯周病の原因になることが判明したので、血糖値を上げない食べ方をするのが大切です。
血糖値を上げない食べ方とは、
- 砂糖・小麦粉等のGI値が高い食べ物を避ける
- 1日の食事の回数をできるだけ少なくする(1日1食 or 1日2食)または、断食する
- 炭水化物をとる前に食物繊維(野菜等)を摂取する
- よく噛んでゆっくり食べる
- 加工食品を減らして、できるだけ自然のままの食材を使う
という食べ方を、「カリスマ歯科医師」と呼ばれている小峰一雄歯学博士が推奨しています。
特に、小麦粉はあらゆる不調の原因になりますので、小麦粉の代わりに、僕は、①アーモンド粉、②ココナッツ粉、③グリーンバナナ粉、④米粉、⑤オオバコ、などを使っています。
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3 最低1日1回正しい歯磨きをする
「歯の磨きすぎも良くない」と言われており、正しいブラッシングができれば、最低1日1回丁寧に歯磨きすれば十分だということでした。
理由は、歯磨きの医学的な目的は、口の中のプラーク(歯垢)を除去することなので、砂糖を極力とらない食生活ができていれば、プラークが完成して害を及ぼすまでに24時間かかるので、歯磨きは1日1回でOK
- 歯ブラシ・・・電動の方がプラーク(歯垢)が落ちやすい
- 歯磨き粉・・・フッ素が多いものが、虫歯予防効果が高い
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※東京医科歯科大学を首席で卒業した名医(森下真紀さん)は、この電動歯ブラシをオススメしていました。
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4 最低でも3ヶ月に1度は歯科検診
どうしても、自分ひとりでは自分の歯を正しく守れません。
多くの歯科医師が定期検診を勧めている理由は、
- 歯周ポケットの管理
- セルフケアで除去できないプラーク除去
- 自分で気づかない虫歯の治療
- 歯周病の予防
ということは、歯科医師、歯科衛生士等のプロでなければできないからです。
ちなみに、僕は毎月歯のクリーニングへ行っていますが、これからも毎月行こうと思います。
実は、一番大切なことは、「歯科医院選び」
虫歯対策の本を何冊か読んでいくと、「歯科医院選び」が重要という意見を何度か目にしました。
「歯科医院選び」が重要だという理由は、
歯科医師の技術・マインドの格差がかなり大きい
ということです。
- 抜く必要が無い歯を抜こうとする
- 虫歯・歯周病を見落とす
- 患者の歯よりも歯科医院の利益を優先する
等の患者にとって良くない歯科医師も多くいるため、このような悪い歯科医師からの被害に遭わない対策として、
- 麻酔をしてこれから歯を抜くという時に「もう一度考えたいので今回は抜かないでください」と言って違う歯科医院を受診する
- 「虫歯がない」と言われても、念の為他の歯科医院を受診する
等の対策をするのが良いと言われております。
実際、歯科医院は、コンビニより多いので、利益を出せない場合は廃業になってしまうので、患者の歯よりも利益を優先してしまう歯科医師も多いそうですから、患者も油断せずに良い歯科医師を見極めるべきだと思います。
まとめ
虫歯・歯周病対策が人生において、とても大切なのは間違いなく、「対策した人」「対策しなかった人」では経済的にも人生の質(QOL)においても大きな格差になると思われます。
また、「虫歯・歯周病対策ができるかどうか」は、虫歯・歯周病対策について正しい知識があるか否かだと思いますので、引き続き情報を集め、良い情報があったらまた報告します!
参考文献は以下の通りですが、もし興味があれば読んでみてください。
健闘を祈ります!
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