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【最新】アトピーに立ち向かう作戦4パターン

このブログでは、スキンケアの方法も紹介していましたが、

「アトピー性皮膚炎の対策で良い方法はありますか?」

という質問を頂いたので、調査して回答することにしました。

今回の記事執筆にあたり、アトピー治療では最も信頼されている2012年にヨーロッパ皮膚科学アカデミーのジャーナル(JEADV)に掲載されたアトピー治療のガイドライン米国皮膚科学会(AAD)のアトピーに関する資料、2020年のアメリカ栄養学会の論文などを中心に調査し、さらに日本で出版されているアトピー治療の本6冊を参考にしております。

まず、

アトピーの原因とメカニズム → 具体的な対策

の流れで見ていきますが、アトピー以外の人も美肌を維持する上で必要な考え方だと思いました。

アトピーの原因とメカニズム

アトピーの原因は、一般的には

  • 乾燥
  • 免疫力の暴走
  • 体内の炎症

の3つが原因であることが多く、それぞれ対策をすれば症状が治ることが多いです。

他にも、

  • 既に細菌に感染している
  • 重金属に汚染されている
  • 抗生物質などの処方薬の飲み過ぎ
  • タバコ
  • 紫外線
  • 環境エストロゲン

などが原因でアトピーが発生することもあります。

証拠があるアトピーの有効な対策4選

実際に複数の実験で効果があったアトピー対策の中で、特に効果が高く信頼できる対策を4つ紹介します。

対策①〜乾燥

肌が乾燥すると、肌をウイルス・細菌などから守るバリア機能が壊れた状態になるので、肌に炎症が発生しやすく、アトピーの症状が出ることが多いです。

その対策として、「ワセリン(プロペトピュアベール)」、ココナッツオイルなどの保湿剤を毎日塗ることで肌のバリアが強化されてアトピーが改善することが多いです。

このことは、複数の論文でも示されており、皮膚科の医師の続木康伸先生もアトピーの本でかなり強く言っていることでした。

2008年の研究ではアトピー性皮膚炎の患者さん26名にココナッツオイルを使ってもらったら、肌の保湿レベルが改善してバクテリアが減ったことでアトピーの症状が緩和しています。

使い方は、風呂上がり約5分以内に「ワセリン(プロペトピュアベール)」またはココナッツオイルを塗るだけでOKです。

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対策②〜免疫力の暴走

免疫力が暴走すると、免疫が自分の体を攻撃し始めるので、自分の体の皮膚に炎症が出てくることが多いです。

サッカーでいうと自分のゴールに向かってボールを蹴り始めるような状態です。

この原因は、免疫システムの約8割は腸内環境の状況に左右されるため、腸内環境が乱れていることで、体の免疫システムが正常に働かないことが多いようです。

この対策は腸内環境を整えるのが近道で、次のSTEP1〜5の順でやると効果が出やすいです。

■STEP 1〜抗生物質、お酒を控える

病院で処方された抗生物質の薬やアルコール(お酒)は腸内の良い細菌も悪い細菌も大量に殺してしまうことが分かっているので、

  • 病院で処方された薬も飲まなくても良ければ飲まない。(ただし、抗生物質を飲まなければ治らない治療もあるので、医師の指示に従って下さい)
  • お酒は控える(できればお酒をやめる)

と言うことが腸内環境を整える上では必須です。

■STEP 2〜野菜を食べて高脂肪食は避ける

腸内環境を整えるためには、善玉菌と言われる良い腸内細菌を増やし、そしてその善玉菌のエサとなる食物繊維をとることが必要で、そのために野菜を食べることが必要です。

また、ハンバーガー、ドーナッツ、菓子パン、カップラーメン、お菓子等のジャンクフードは高脂肪でかつ「オメガ6」と言う炎症の原因になる油が多く含まれているため、腸内環境を悪くするので、ジャンクフードは徹底的に避けることが必要です。

そして、外食をできるだけ避け、自炊を可能な限り多くします。

料理で使う油はエクストラバージンオリーブオイルかココナッツオイルを使います。

逆に、「米油、サラダ油、コーン油、キャノーラ油」などはオメガ6が多く炎症の原因になり、体へのダメージが大きいので使いません。

【8割は偽物】本物のオリーブオイルはコレだ!【まとめ】

■STEP 3〜自然に触れる

グラハム・ロック博士によると、自然の中で過ごすと、大気に多くの微生物が含まれているので、自然の中で空気を吸うだけで腸内環境がかなり良くなることが分かっているとのことで、対策としては、

  • 公園で遊ぶ
  • ガーデニング
  • 自然の中でキャンプ
  • 木々の多い公園でランチ

等の行動を少しでも取り入れていくと良いです。

■STEP 4〜運動をする

2016年の論文によると適度な運動をすることで、善玉菌が約4倍になるということが判明しています。

腸内環境を整えるために、

「散歩、軽いジョギング、インターバルトレーニング、筋トレ」

等の適度な運動を習慣にします。

■STEP 5〜プロバイオティクスを飲む

プロバイオティクスは、ビフィズス菌、乳酸菌等の良い菌が入っているサプリのことで、最近のサプリは胃酸で菌が死なないように対策をしてくれていて腸内まで生きて届くようになっているものが売られており、僕も飲んでいます。

プロバイオティクスのサプリのオススメはいくつかありますが、以下のビオスリープロバイオテック3は、「乳酸菌・ビフィズス菌・酪酸菌」という3種類の異なる菌を大量にブレンドしているものなので、乳酸菌やビフィズス菌等を単独で摂取するよりも何倍も効果があることが分かっているので、かなり良いと思います。

実際、僕も両方を試しましたが、特にプロバイオティック3を飲んだ時は、人生で最高の便通となり、春の花粉の時期にも花粉症の症状がほとんど出なかった経験があります。

値段が安いものから試したい方は、ビオスリーから試してみると良いと思いますが、すぐに大きな効果を得たい人はプロバイオティック3を使えば満足できると思います。

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対策③〜体内の炎症を減らす

ジャンクフードや加工食品、小麦粉などを食べない狩猟採集社会では、アトピーの人は全くいなかったことが判明しています。

しかし、現代社会ではドーナッツ・ケーキ・ハンバーガー、カップラーメンなどのジャンクフードや加工食品に含まれる品質の悪い油(オメガ6脂肪酸)のせいで体に炎症が発生することが分かっており、体の中でサイトカイン(炎症物質)が多くなり、肌にダメージが生じます。

体内の炎症対策として、次のSTEP1〜3を行うと良いです。

■STEP1

  • ハンバーガー
  • カップラーメン
  • 揚げ物(天ぷら・唐揚げ・コロッケなど)
  • 菓子パン
  • 洋菓子(和菓子はOK)
  • 麺類(小麦粉が入っているもの)
  • 加工食品全般

をできるだけ食べないようにする。

■STEP2

加工していない自然のもの(野菜・肉・魚貝類・たまご・豆・白米・ナッツ)を中心に食べる。

■STEP3

睡眠を毎日7時間以上とる。

以上、STEP1〜3を現代の普通の人が徹底して行うのは難易度がかなり高いと思いますが、

3日に1日だけ行う⇨3日に2日だけ行う⇨毎日行う

と言うように段階的にやっても良いですし、1週間に1回だけルールを守らない日を作る等、少しずつでも良いのでやってみると効果があると思います。

ちなみに、僕の場合はほとんど毎日このルールで生活しているので、体調がかなり良く、肌の調子も良いです。

対策④〜「L-ヒスチジン」を飲んでアトピーを防ぐ

L-ヒスチジンを4週間毎日摂取したところ、フィラグリン(皮膚バリアの形成に不可欠なタンパク質)と皮膚バリア機能の両方が有意に増加し、アトピー性皮膚炎の重症度が改善されたとの報告がありました。

また、2022年12月に発表されたドイツの新しい研究では、1日一粒「ヒスチジン」を飲むだけで、子供と大人のアトピーの重症度が34%〜39%も改善したと言う結果が出ており、コレはプラセボを飲んだグループと比較して明らかな効果ですし、長期間の服用でも問題は発生しなかったそうです。

そして、L-ヒスチジンによってアトピー患者のフィラグリンと言う肌のバリア機能が強化されたと言う論文は他にもいくつか確認しましたので、飲んでみる価値はあると思います。

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まとめ

現在、アトピー患者は日本、アメリカ、ヨーロッパでもとても多く、悩んでいる方も多いと思いますが、今回、僕もアトピーについて可能な限り多くの文献と論文を調査して効果があると思われる方法を書きましたので、お役に立てれば嬉しいです。

また、アトピーではない人も、今回紹介した対策①〜④は、美肌や老化防止にとても役立つので試してみると良いと思います。

では、また!

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