僕は、20歳代前半のころ、株に投資をしていましたが、今思うと「浪費家」だったため、十分なお金が無く、とても苦労しました。
例えば、
- 定期的に新しい服を買っていた
- 頻繁に外食していた
- コンビニでジュース・お菓子等を好きな時に気にせず買っていた
- 便利な物をネットで見つけると、すぐに買っていた
等の生活をしており、とても浪費していました。
しかし、お金について勉強すればするほど、「自分の資産が少しでも多い方が多くの場面で有利」と言うことが分かり、浪費することがもったいなく感じて、節約・倹約する方法について学びました。
その過程で、お菓子を食べるデメリット・その根拠等を知ったため、
「特に努力しなくても節約できる考え方の一つ」
を手に入れることに成功しました。
それは、、、
「お菓子ゼロ作戦」
です。
これは、色々な節約方法の中でも、特に効果的で、メリットが大きかったので、具体的に紹介します。
お菓子ゼロ作戦【手順・根拠】
■手順
次のステップ1〜ステップ3で実践できます。
ステップ1(根拠の理解)
砂糖・小麦粉入りのお菓子のデメリット、デメリットの根拠を詳しく調べて、理解する。
更に、お菓子をやめた時(減らした時)のメリットを理解する。
ステップ2(if-thenプランニングを行う)
if-thenプランニングとは、悪い習慣を改善するための有名なテクニックでして、
「◯◯をしたくなったら▲▲を行う」
というプランをあらかじめ決めておく方法です。
この方法によって色々な悪い習慣を簡単に改善することができます。
例えば、
- お菓子を食べたくなったら、緑茶を飲む
- お菓子を食べたくなったら、ガムをかむ
- お菓子を食べたくなったら、バナナを食べる
- タバコを吸いたくなったら、ガムをかむ
- タバコを吸いたくなったら、水を飲む
- スマートフォンのゲームをしたくなったら英単語を2個覚える
- 仕事が終わったら野菜を買いに行く
- 12時になったら、野菜を400g食べる
- 歯磨きをしている時は、スクワットをする
このように、色々なif-thenプランニングの方法がありますが、あらかじめ「〇〇をしたくなったら▲▲をする」と決めておくと、悪い習慣の改善の成功率がとても高いことがニューヨーク大学のピーター・ゴルウィツァー博士が解説してくれていました。
このif-thenプランニングは、僕も活用していまして、使いやすくてここまで便利なテクニックは中々ないと思います。
ステップ3(失敗を予定する)
「自分はお菓子を食べてしまう」という失敗を、あらかじめ予定しておきます。
「完全に実施しなければならない」と言う気持ちで取り組むと、小さな失敗をした時に「どうにでもなれ効果」が発動して、その後、「お菓子ゼロ作戦」のやる気がなくなってしまう可能性があるので、あらかじめ失敗を予定しておき、90%の成功を目指します。
完全にお菓子をやめた方がもちろん体には良いのですが、
- 友人とホームパーティーの時は食べても良い
- 自分にとって大切な人が自分だけのために持ってきてくれたお菓子は食べても良い
- 一ヶ月に1度は食べても良い
というように、「お菓子ゼロ作戦」を失敗させた方が人間関係が良好になる場合もありますし、多少失敗しても大丈夫と思っておいた方が精神的に良いので、10%は失敗する気持ちで取り組むと継続しやすいです。
また、10%失敗しただけでは、健康的なダメージもほとんど無いと思われますので、お菓子を食べる時は、罪悪感を感じないで楽しんで食べるようにすれば良いと思います。
以上のステップ1〜3の手順でOKです。
■根拠(デメリット・メリット)
〜超加工食品のデメリット〜
色々な有名な多くの健康本やハーバード医科大学のメールマガジン等で、「超加工食品」を食べることの危険性・デメリットについて説明する記事が多く、専門家の意見も一致している項目が多かったので、更に調べた結果、以下の事実が判明しました。
- 「超加工食品(砂糖入りのお菓子等)」は癌の可能性を高める
- 「超加工食品(砂糖入りのお菓子等)」はメンタルを悪化させる
- 「超加工食品(砂糖入りのお菓子等)」は集中力を低下させる
- 「超加工食品(砂糖入りのお菓子等)」は体調不良の原因になる
- 「超加工食品(砂糖入りのお菓子等)」は糖尿病の原因になる
- 「超加工食品(砂糖入りのお菓子等)」は老化の原因になり顔が老ける
- 「超加工食品(砂糖入りのお菓子等)」は虫歯・歯周病の原因になる
という、信憑性がある事実が沢山の論文を根拠に判明しました。
この事実は、多くの専門家の意見や研究結果に矛盾がなかったので「砂糖入りのお菓子」が好きだった僕は、
「超加工食品(お菓子等)」は食べない方が良い
という結論にたどりつきました。
その時、僕の考えは、「時々、甘いお菓子が食べたい」と言う考えから
「超加工食品(お菓子等)は食べたくない」
と言う気持ちに変化したため、僕は、「超加工食品(砂糖入りのお菓子など)」は我慢して食べないのではなく「食べたくない」と言う考え方になったのです。
ここで言う「超加工食品(お菓子等)」とは、砂糖・小麦粉などがたっぷり使われた「ケーキ」「シュークリーム」「クッキー」「菓子パン」であり、加工されていない天然のフルーツなどは除きます。
この結果、コンビニ・スーパー等で「超加工食品(お菓子・パン・パスタなど)」を買わなくなったので、特に努力することなく、1日あたりの生活費を下げることに成功しました。
また、超加工食品のデメリットの根拠として有名な論文を2つ以下に説明します。
論文①
🔻2019年フランスの研究(44,551人の観察研究)
https://jamanetwork.com/journals/jamainternalmedicine/fullarticle/2723626
これは、超加工食品についての研究結果です。
超加工食品とは、
- 砂糖が多いお菓子(ケーキ・ドーナッツ・クッキー・菓子パン等)
- 砂糖が多いジュース(炭酸飲料・コーヒーなど)
- 小麦粉が入ったパン・パスタ・シリアルなど
という食品で、研究の結果、
- 超加工食品の摂取カロリーが10%増えるごとに早期死亡率が14%増える
- 超加工食品の摂取カロリーが20%増えると、癌のリスクが10%あがる
- 超加工食品の摂取カロリーが32%増えると、癌のリスクが21%あがる
という事実が判明したそうです。
論文②
🔻2018年に発表された論文(10万人以上の食事の観察研究)
https://www.bmj.com/content/360/bmj.k322
これは、2009年にフランスで開始された進行中の研究のレポートです。
この研究は10万人以上の食事を3300種類に分類し、食べた食品・喫煙・飲酒・運動等の変数も調整している研究でとてもデザインの良い内容です。
■論文②の結論
- 超加工食品の摂取量と癌のリスクは、はっきりとした相関がある
- 超加工食品の摂取が10%増加するごとに、全身の癌のリスクと乳がんのリスクが10%以上も上がる。
- 今後、超加工食品の普及が進むにつれて、癌で苦しむ人が増える可能性が高い
- 超加工食品は、ブラジルの子供達の脂質異常の発生率を増加させ、過体重と肥満のリスクと相関があった
超加工食品の特徴として、
- 総脂肪、飽和脂肪、添加糖分、塩分の含有量が高く、食物繊維とビタミンの密度が低い場合が多い
- 加工肉に含まれる亜硝酸ナトリウムや二酸化チタン (TiO2、食品用白色色素) などは発がん性がある
- 認可されているが、「害がある」と疑われている添加物が多く含む
と言う人の体に害をもたらす特徴が認められる。
また、上記論文の他にも、
「超加工食品はやめるべき(減らすべき)」
と言う内容の本は山ほどありますので、好きな本を数冊買うと理解が深まると思われます。
何か読んでみたい方は、次の2冊が分かりやすいと思います。
🔻オススメの本(「Newsweek あぶない超加工食品」Amazon 480円送料無料)
🔻オススメの本(「Dr白澤のゆる無添加のすすめ やっぱり心配 添加物と超加工食品 」Amazon 2,783円 Kindleunlimited は無料)
〜超加工食品をやめるメリット〜
超加工食品をやめた場合、上記のデメリットが全て消えるので、
- 癌の可能性が減る
- メンタルが強くなる
- 集中力が上がる
- 体調が良くなる
- 糖尿病の可能性が減る
- 老化のスピードが遅くなり、顔の若さを保てる
- 虫歯の予防になる
- お金の無駄使いが減ってお金が貯まる
- メンタルが強くなるので、ストレス解消が目的の買い物が減る
「超加工食品をやめる(減らす)」ことで、以上のメリットが得られます。
超加工食品を辞めた僕の感想
僕は、以前は「砂糖・小麦粉がたっぷり入ったスイーツ」などは、
- 一週間に3回くらい自分でコンビニで買って食べる
- 誰かからお土産等でもらったら、喜んで食べる
- レストランで自らデザートを注文する
等と言う生活でしたが、「お菓子ゼロ作戦」を始めてからは、
- コンビニにはほとんど行かない
- 職場でもらったお菓子のお土産は、誰かにあげて自分では食べない
- 甘いものが食べたくならない
- 甘いものが食べたくなったら「ブルーベリー等の冷凍フルーツ」を食べる
- 家族や友人など、自分の周りの人たちにもお菓子を食べないことを宣言しておく
等の生活スタイルに変わりました。
また、例外として、
- 自分だけのために買ってきてくれたお菓子は、ありがたく頂く(実際に食べる)
- 月に1度、家族で外食に出かけた時は、気にせず食べる
と言う例外を作って、失敗することを計画して生活しています。
現在は、「お菓子ゼロ作戦」を始める前と比較して、「超加工食品」の量は以前の2%くらいしか食べない生活になっているので、「超加工食品」を98%くらい削減することに成功しています。
その結果、
- 体脂肪は18%から11%に減らすことに成功
- 1日に使うお金が、250円以上削減
- 歯が1本も虫歯になっていない
- 歯周病になっていない
と言う結果が得られています。
また、長期的にも、癌などあらゆる病気を予防することにつながっている可能性が高いので、「お菓子ゼロ作戦」で
「健康とお金」を手に入れることができる
と思われます。
また、1日250円の節約は、1ヶ月で7,500円の節約となり、これを30年間、年利7%で運用を続けた場合は、
914万円
になり、老後2000万円問題の約46%が解決します。
なお、年利7%の運用はこのブログで既に解説した通り、インデックス投資等で誰でも可能です。
🔻資産シュミレーター(金融庁)参照
お菓子ゼロ作戦のデメリット
「お菓子ゼロ作戦」の大きなデメリットは、特にありませんが、あえて言えば
- 周りの人がお菓子を食べている時、自分だけ食べないことになる
ということくらいです。
ただ、この時、もし、今食べると
- 癌の原因になる
- 虫歯と歯周病の原因になる
- 体型が悪くなる
- 体重が増える
- メンタルが悪化する
- 老化スピードが上がる
というデメリットを思い出してみると、全く食べる気持ちが無くなりますし、逆に、
「食べない自分がカッコ良い」
と思うようになり、今自分と周りの人たちには、大きな差が生まれていると思うと気分も良くなると思います。
「お菓子ゼロ作戦」の裏技
超加工食品のデメリットは分かったけど、どうしても毎日食べたい大好きなお菓子がある場合は、
超加工食品の量を、1日の摂取カロリーの10%以内に抑える
と言う技があります。
1日の摂取カロリーが2,000kcalの人は、1日200kcalまでにすると言う方法です。
理由は、超加工食品について調査した論文の多くが1日の摂取カロリーの10%未満の時は、目立つ大きなダメージが認められないことが多いためです。
例えば、🔺の写真の「アルフォート」と言うチョコレート菓子が大好きで、どうしても毎日食べたい場合、これは1箱で344kcalありますので、
1箱の12枚のうち1日で7枚までならOK
と言うペースなら200kcalの範囲で楽しむことができます。
また、この裏技は使わないに越したことはありませんので、どうしても我慢できない時のためのガイドラインとしてご利用ください。
では、お菓子の変わりに何を食べる?
シュークリーム、ケーキ、パン、アルフォート、お菓子等の砂糖・小麦粉が入った「超加工食品」を食べない変わりに何を食べれば良いか。
これは、上記で述べた「if-thenプランニング」を使います。
「超加工食品」を食べたくなったら「〇〇を食べる」
とあらかじめ決めておく作戦です。
僕のオススメは、
- 超加工食品が食べたくなったら、ナッツを食べる
- 超加工食品が食べたくなったら、冷凍フルーツを食べる
- 超加工食品が食べたくなったら、水を飲む
- 超加工食品が食べたくなったら、お茶かコーヒーを飲む
- 超加工食品が食べたくなったら、ガムをかむ
- 超加工食品が食べたくなったら、スクワットをする
- 超加工食品が食べたくなったら、深呼吸をして超加工食品のデメリットを思い出す
という行動を計画しておくと良いと思います。
ちなみに、僕はしばらくすると、超加工食品が食べたいと言う気持ちにほとんどならなくなりました。
まとめ
「超加工食品を食べない方が良い」と言うのは、健康に関する分野の多くの専門家の意見が一致している事実ですので、毎日食べている方は、その量を「半分に減らす」またはやめる等していただくと、「健康とお金」両方に大きなメリットがあるため、人生の質(QOL)も上がる可能性が高いと思います。
そのため、このブログ読者の皆様については、先日紹介した「マイボトル作戦」だけでなく「お菓子ゼロ作戦」にも是非チャレンジしてみていただければ嬉しいです。
では、また良い情報を報告します!!
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