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2026年6月、ブロードコム(NASDAQ: AVGO)の株価は決算発表後に急落しました。
決算内容そのものは非常に良かったにもかかわらず、市場の期待が高すぎたため、「期待未達」と判断されたことが主な原因です。
SNSでは「AIバブル崩壊か?」という声も見られましたが、僕は今回の下落を見て、むしろブロードコムの将来性について改めて考える良い機会だと感じました。
本記事では、ブロードコムの将来性について長期投資家の視点から解説し、チャート分析の結果も踏まえてお伝えします。
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ブロードコムとはどんな会社か?
ブロードコム(AVGO)は、時価総額 1.8〜1.9兆ドル(280〜300兆円)です。
この会社は、半導体メーカーというイメージが強いかもしれません。
しかし、現在のブロードコムは、
- AI向け半導体
- データセンターネットワーク
- 光通信
- 企業向けソフトウェア(VMware)
を手掛ける巨大インフラ企業です。
売上の約4割はソフトウェア事業から生まれており、単なる半導体企業ではありません。
私はブロードコムを「AI時代のインフラ企業」と考えています。
AIブームが続く限り、その恩恵を幅広く受けられるポジションにいる企業です。
〜AI時代最大の成長ドライバー〜
現在、AI市場ではNVIDIAが圧倒的な存在感を持っています。
しかし今後、AI市場が成熟していくと、各企業は自社専用のAIチップを開発するようになります。
その代表例がGoogleのTPUです。
ブロードコムはこうしたカスタムAIチップ(ASIC)の設計・開発を支援しています。
これは非常に重要です。
なぜなら、今後AI利用が拡大するほど、
「NVIDIAのGPUだけでは足りない」
という状況になる可能性が高いからです。
ブロードコムはその受け皿となる企業です。
実際にGoogleとの長期契約や、Anthropic向けのAIインフラ案件など、大型契約が次々と発表されています。
僕は、ここが今後5〜10年の最大の成長源になると考えています。
🔹AIネットワークという隠れた成長市場
多くの投資家はAIチップに注目します。
しかし、AIデータセンターでは、チップだけでは仕事になりません。
大量のGPUやAIチップ同士を高速で接続する必要があります。
例えるなら、
- GPU=エンジン
- ネットワーク=高速道路
です。
高速道路がなければ、どれだけ優秀なエンジンを積んでも性能は発揮できません。
ブロードコム(AVGO)はこのネットワーク分野で世界トップクラスです。
AIモデルが大規模化するほど、ネットワークの重要性は高まります。
僕は、AIネットワーク事業が、将来的に現在の市場予想以上に成長する可能性があると考えています。
VMware買収の真価
ブロードコムを評価する上で忘れてはならないのがVMwareです。
2023年に大型買収を実施した際、多くの投資家は
「なぜAI時代にソフトウェア企業を買うのか?」「意味がないんじゃないの?」
と疑問を抱きました。
しかし、現在、その戦略は徐々に成果を見せ始めています。
VMwareは企業向けクラウドや仮想化基盤を提供しています。
景気後退局面でも比較的安定した収益を生み出すことができます。
NVIDIAのような純粋な半導体企業は景気変動の影響を受けやすい一方で、ブロードコム(AVGO)はソフトウェア収益が下支えになります。
僕は、この点を高く評価しています。
長期投資では「成長性」だけでなく「安定性」も重要だからです。
🔹ブロードコム最大のリスク
もちろんリスクもあります。
最大のリスクは、AI投資の減速です。
現在の株価には、
「AI市場が今後も爆発的に成長する」
という期待が織り込まれています。
もしAI投資が減速すれば、業績が悪くなくても株価は大きく調整すると思います。
今回の決算後急落も、その典型例でした。
また、顧客集中も無視できません。
GoogleやMetaなどの巨大企業への依存度は依然として高く、一社の投資計画変更が業績に影響を与える可能性があります。
さらに、NVIDIAとの競争も続きます。
AI市場の成長は追い風ですが、競争も激化することは覚悟しておく必要があります。
🔹僕の投資判断
では僕は、ブロードコム(AVGO)をどう評価しているのでしょうか。
結論から言えば、
「AI時代の本命銘柄の一つ」
だと考えています。
もちろん、NVIDIAのような圧倒的なブランド力はありません。
しかし、
- AIチップ
- AIネットワーク
- 光通信
- ソフトウェア
という複数の成長エンジンを持っています。
さらに経営陣は買収を通じて企業価値を高める能力にも優れています。
短期的には株価の変動が大きいかもしれません。
しかし、10年後を考えると、AIインフラ需要は今よりはるかに大きくなっている可能性が高いです。
そのとき、ブロードコム(AVGO)は現在以上に重要な企業になっていると思います。
また、現在の経済の流れを見るかぎり、"「AI投資が減速する」というリスクは低い"と僕は考えています
著名アナリストの株価の予測
2026年7月19日現在、ブロードコム(AVGO)の株価は370ドル(約60,000円)です
1 モーニングスター
モーニングスターは、ブロードコムを「ワイドモート(強固な競争優位)」と評価しており、決算後も適正価格を650ドル(約105,300円)へ引き上げました。
また、2030年末まで10%台後半(high teens)の成長が続くと予想しています。
理由は、
- AI向けカスタムチップ(XPU)
- AIネットワーク
- VMware
の3本柱が長期成長を支えるという見方です。
2 J.P.モルガン
J.P.モルガンのHarlan Sur氏は、決算後の急落局面で、
「積極的に買うべき(Aggressive Buyers)」とコメントしました。
AIデータセンター投資は、今後も続き、Google、OpenAI向けビジネスを高く評価しています。
直近の目標株価は、580ドル(93,960円)です。
3 ウォール街全体
現在の直近の目標株価は、約524ドル(84,888円)で、ほとんどのアナリストが「Buy(買い)」を維持しています。
4 5年後(2031年)僕の予想
① 弱気シナリオ(確率は低い)
- AIが減速
- Vmware成長鈍化
- PERが縮小
▶︎500ドル〜700ドル程度(82,000円〜114,000円)
② 標準シナリオ(確率:中程度)
- AI市場が順調に拡大
- ブロードコムがASIC市場で成功
- AIネットワーク需要増加
▶︎800〜1,000ドル程度(131,200円〜164,000円)
③ 強気シナリオ(確率:中程度)
- AIインフラ需要が想定以上
- OpenAI、Google, Meta向け案件が大幅拡大
- ソフトウェア事業も成長
▶︎1,200〜1,500ドル以上(196,800円〜246,000円以上)
ブロードコム(AVGO)のチャート分析

これは、2026年7月30日現在のブロードコム(AVGO)の日足チャートです。
- 黄色の上昇トレンドライン
- 青色の上昇トレンドライン
2つの斜めのラインをサポートにして、今後株価は上がりやすい状況です。
また、日足RSIは、43ですので、今なら割安で買える状況です。
まとめ
ブロードコムは単なる半導体メーカーではありません。
AI時代のインフラを支える総合企業です。
短期的には期待先行で株価が乱高下することもあるし、5〜10年で株価10倍を狙うのは難しいとは思いますが、
- AI向けASIC
- AIネットワーク
- VMware
- 高い利益率
という強力な武器を持っています。
僕は、今後10年を見据えた場合、ブロードコム(AVGO)は、失敗する確率が低く、非常に魅力的な企業だと考えています。
今回の決算後急落も、長期投資家にとっては悲観する材料ではなく、企業の本質的な価値を見直す機会であり、買いたい投資家にとっては良いタイミングだと思いました。
では、また良い情報が入り次第、報告します!
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