最近届いたハーバード医科大学からの「お茶」の情報が有益と思われるので、過去の研究も踏まえて日本語で解説します！
🔻ハーバード医科大学のお茶情報
https://www.health.harvard.edu/heart-health/regular-tea-drinking-linked-to-better-heart-health
１日おきにお茶を飲むだけで心臓病対策になるかもしれないそうです！
ハーバード医科大学によれば、１０万人以上の成人の中国人のデータを精査し、
- 飲んだお茶の量
- 健康と行動に関する情報
を７年間追跡調査した結果、
「週に３杯未満のお茶を飲んだ人と比較して週に３杯以上飲んだ人の方が心臓発作等、心臓に関するリスクが２０％低く、心臓病による死亡リスクが２２％低かった」
とのことでした。
今回の調査は、お茶を飲むことが原因だったことを証明していませんが、緑茶と紅茶には、心臓病の原因である炎症を抑えるのに役立つフラボノイドという化合物がかなり多く含まれています。
そのため、お茶を飲むことは、コレステロール値の低下と血管機能の改善にも関係しているということでした。
【緑茶の効能９個】他の研究からのまとめ
１ 発がんリスクが下がる
口腔ガンが予防できるというメタ分析の論文がある（５,９２０1人のデータを分析）
結論：お茶一杯（200〜240ml)で口腔ガンリスクが６.２％下がる
２ 緑茶は体重を減らす
- 食欲の抑制
- 代謝の向上
- 脂肪の分解（カテキンを多く摂るほど内蔵脂肪が減る）
- 糖と脂肪の吸収ブロック
という効果が認められているので、ダイエット中の方の飲み物は緑茶がいいと思います。
🔻2016年に「緑茶を飲んだら１２週間で体脂肪が８％も減った！」という研究もあります
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26569165/
３ 緑茶が脳に良い
緑茶には、「カフェイン」、「EGCG」、「テアニン」という成分が含まれているのでこれら３つの成分が脳機能を向上させ、脳の神経が保護され、記憶力と脳の処理スピードがアップするとのことですので、頭を良くしたい人、仕事を効率よくやりたい人、受験生にもいいと思います。
🔻健康な高齢者２グループに分けて「緑茶の効果」を確認した実験
https://www.aging-us.com/article/102023/text
実験の結論：お茶を頻繁に飲むグループの方が、脳のネットワークの接続強度が強かった。
４ 緑茶が関節炎等の炎症に効く
🔻２０１３年の実験（リウマチの改善）
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23871988/
結論：関節リウマチの血管炎症の予防と治療に緑茶ポリフェノールEGCGが役立つ
５ 緑茶が感染症対策になる
緑茶は抗菌作用があるので感染症対策になる（悪いバクテリアを殺す）
🔻２０１４年のレビュー論文
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4138486/
結論：あらゆる感染症の予防になる
６ 緑茶は肝臓に効く
🔻マウス実験ですが、肝臓のダメージが７０％も軽減されたという論文（２０１４年）
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25528115/
７ 緑茶は虫歯予防になる
🔻緑茶を飲むとマウスウォッシュと同じレベルでプラークが減った（2015年の実験）
８ 緑茶を飲むと寿命がのびるかもしれない
🔻ラットの実験でテロメアの短縮を防ぐという結果が出ているので、緑茶で寿命がのびるかもしれません。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22000973/
９ 緑茶で毛が生えるかもしれない
緑茶ポリフェノールの主成分であるエピガロカテキン-3-ガレート（EGCG）が、人間の頭皮の毛乳頭でヒト皮膚乳頭細胞（DPC）の増殖を促進した。
という結果が出ている論文があります。🔻
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/17092697/
まとめ
以上の通り、緑茶においては、とんでもなく沢山のポジティブな論文があるので、飲み物の選択で迷った時は、是非「緑茶」を飲みましょう！
また、自宅でリラックスしたい時、読書をする時、スポーツをする時、仕事中等も、是非キンキンに冷えた「緑茶」を飲んでみるのがいいのではないでしょうか。
ちなみに僕は、午前中は、ブラックコーヒーと緑茶と水、午後は水と緑茶、夕方以降はカフェインレスのブラックコーヒー等を飲んでいます。
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